浄土真宗安芸門徒のしめ飾り
お正月に飾ったしめ縄ですが、最近は現代建築にマッチした新しいデザインの物が沢山出ています。
この地域には浄土真宗安芸門徒独特の物が有ります。
稲ワラで、三段重ねに逆縄で編み、中心に稲穂を取り付け、間にダイダイをはさみ、ヤブコウジ、赤い実の付いた物を左に出し、右には松の葉を出し、ユズリ葉でくるみ、一番上に取り付けます。シダの仲間でウラジロの葉を裏を表に出し、飾ります。
それぞれに意味が有り、稲ワラは五穀豊穣を願、ダイダイとユズリ葉は代々譲り、ヤブコウジは藪の中で葉の上に赤い実を付け、松は松竹梅、ウラジロは表は汚れていても裏は白くきれいだと言う意味で、この事を理化しし飾ってほしい物です。
しめ飾り、門松、御鏡餅は「鏡開き」1月11日には取り外し、トンド祭で燃やします。